柿食へば鐘がなるなり法隆寺
(ここは法起寺ですが)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき
春は出産の時期、秋は発情期で気も荒くなるとか
えっちらおっちらと、私は奈良の山道を歩いていた。
足が疲れたので、途中にあった人けのない民家ですこし休むことにした。
その家の雨戸はすべて締め切られていたが、誰が餌をやるのだろう、かわいい犬もいた。犬はこっちへ来いと言うように易への中へ入っていった。
犬について家の中に入ることにした、長い階段が上に続いていた。外から見るとそんな大きな家ではなかったのに。
急に日が暮れてきたようだった。薄暗くなった家の空間にまるで霊を祭るときのような変わった明かりがともされていた。
犬はどこへ行ったのだろう、ある部屋の戸を開けると机の上に文書が開かれていた。わたしはそれを読もうとしたとき、
背後から声をかけられた。振り返るとそこには恐ろしい半分骸骨の人間がいた。
私は、必死で逃げると、外はまだ昼であった。信貴山の虎が守ってくれたのだろう、ほっと安心をした。
春日さす藤の裏葉のうらとけて君し思はば我も頼まむ
いやー、今夜もきれいな星空…と思ったら真っ暗。そうか、オレが盗んだからな。でも、いい月夜じゃないか。まんまるお月さんが、あんなに輝いて…ん、待てよ。もしかしたら月の裏にまだ星があるかもしれない。よし、見てこよう。
泥棒 なんてきれいなお月さん…今いくよ。
泥棒 …よいしょ…よいしょ…きれいだな。星よりあの月がいいんじゃないか…いやいや、星を盗んだ上に月まで無くなったら、夜空はいったいどうなるんだ!まあ、知ったこっちゃないか。よし、月を取りに行こう。…よいしょ…よいしょ…よし、網をかけてと…。
若者 網を捨てろ、泥棒め!
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山はい、それではそろそろ始めましょう。昔々のその昔、そのまた昔、ずっと昔のその昔。このお城の中の、池のそばに、大きなドングリの木がありました。
ある年のこと、そのドングリの木には、それはそれは、沢山のドングリの実がなりました。そのドングリの実は、一つ二つと数えては、とうてい数えることは出来ません。大空の星の数こそ沢山あるのでした。
さてある日のこと。風がびゅうびゅう吹きました。すると、ドングリの実が一つ、ぽつんと落ちました。池には橋が架かっていましたので、ぽつんと落ちたドングリは、ひとつぽつんと、橋の上、ころころ、ころころ、転がってぽつんと水に入ります。
すると、続いてまたひとつ、ぽつんと橋に落ちましたひとつぽつんと橋の上、ころころ、ころころ、転がって、ぽちゃんと水には入ります。すると続いてまたひとつ……。
ぽつんと橋に落ちました。一つぽつんと橋の上、ころころ、ころころ、転がって、ぽちゃんと水には入ります。すると続いてまたひとつ…
モバイルファーストのCSS。スマホでも見られる縦長でsideバーのないのが流行
下のPCで重なって見えるposisionーfix画像はスマホではただの画像に見える。
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