読むことと解くこと


読み方

読書について

「読解問題」

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テストの時の読み方・解き方

 日々の問題練習では小説でも評論でもまずは設問を見ずに一読することをおすすめする。設問に頼らず自分の判断力や考察力を磨くことだ。問題を解くことが国語の学習動機になってる人が多いが、自分なりの問題意識を持っていないと読んでもつまらないうえに、右の耳から左の耳、馬の耳に念仏のごとし。念仏であくびが出るようなら修行も問題意識も足りないといえよう。
 しかし、テストには時間制限があるので、問題意識も高踏派では通せまい。読みながら解ける問題は、読解の流れを妨げないなら途中で解いたらよかろう。たとえば空欄補充などは読みながらすぐに見当がつくことも多い。また、その部分に傍線があることに意味があるような文脈を逃せない問題も、読んでいる途中で解く方が間違わないことがある。さらに、通して読むのでは頭に入りにくい場合や、集中しづらい気分のときは途中で設問に取り掛かると読解の助けになるかもしれない。しかし、センター試験のような場合は、本文の読解のうえに設問を読解しなくてはならないからほどほどに。
 ウオーミングアップのつもりか順番は守ろうという習性なのか漢字を最初に解く人が多いが、本当に最初に解かなければならないのかな。抜き出し・穴埋めは本文から探さなくてはならないから、すぐに分かる場合以外は時間がかかる。宝探しごっこと思って最後にとっておいたほうがいい。記述問題を後回しにする人が多いが、一旦短い答えを用意してメモでもしておくのがいい。選択肢問題は迷っていると意外に時間がかかっていること自覚したほうがいい。はじめから一つに絞らず複数候補を選んだり、時間を置いてから考え直すと別の視点からあっけなく正解が見えてくるかもしれない。ここで道に迷ってあがいたあげく遠い離れ島にたどり着いたのでは下手の考え休むに似たりと、ことわざでも思い出して頭は休ませて使うべし。はやく解き終わったら総じて見直しの段階で数十点はアップしそうなものだが。