よくある質問


国語のテストの時、最初に設問を読むか?

 人それぞれ解きやすい解き方があります。自分にあった解き方を工夫すればいい。最初は通読しだほうがいいようには思います。しかし、解きながら読んだほうが集中できるという人もいます。難しい内容の説明文など読みながら傍線部に来ると設問を参照するほうが頭が空転しないならいいのかもしれません。読解のヒントが設問に隠されているかもしれません。物語文の場合、途中で切りながら読んで文脈を読み違えないように。また、空欄補充などすばやく解きながら読んだ方が流れに乗って早い場合もある。自分の好きな解き方を工夫して下さい。

国語のテストで時間が足りない

 センター試験がそれ。漢文十分古文十五分残り現代文だ小林秀雄が出るかもしれないから時間を余しとけと言っても、それは古典が出来る人向け。自分の得意不得意を勘案して順序と時間配分することだ。テストを見てから決めるのもよかろう。テスト中選択肢を選ぶのに時間をかけすぎていたら、ふと我に返ろう。選択肢で迷っているのは文をよく理解していないからだと早く気付くほうが、次の対策をたてられる。小学生が陥りやすいのはそこで、ひとつの難問に思わぬ時間を掛けすぎる人は気をつけたほうがいい。読むスピードが極端に遅い人は途中中断のケースもあるが、最適なバランスをさぐろう。

塾と家庭教師・塾を選ぶ

 塾には仲間との切磋琢磨や競争意識を生むきっかけがあるし、固定されたカリキュラムにより絶対的で客観的な評価を生徒自身感じることができるだろう。このような意識は家庭教師や個人指導ではなかなか生み出せないので、集団塾へ通うのは学習にとって効果的だ。閉鎖的になりがちな学校とは違う人間関係を体験する場ともなる。
  しかし、塾特有の問題点も指摘できる。生徒に合わない場合がある。ついていけない。難しすぎる。逆に簡単すぎて退屈。科目に差があってもクラスは同じ。指導内容の理由がわからない。など、よく聞く。ついていけない場合、親は塾や講座を生徒に合わせるために涙をのんでランクを下げる。ところが、ランクが下がってのびのびした生徒は急に成績が良くなったりするから話はややこしい。
 それでも、塾に任せきりするのは良くないのではないか。とくに能力を超えた難関塾クラスに無理に入れている場合、学習に徒労を感じることが多い。たいていの塾は生徒を一般化し同じように指導するし、指導内容でもテストでも塾特有の傾向がある。塾の情報を集め、塾を利用するスタンスで親にはがんばってほしいものだ。関西の中学受験では親同士情報交換し塾と家庭教師でセットにして臨む人が多いが、子供に最良になるように、実を取る情報交換であってほしい。そもそも子供は仕方なく勉強している面があるのだからね。

たくさんの問題を解くのか、同じ問題を繰り返すのか

 ある程度の実力があれば、国語でも算数数学でも、どんどん難しい問題にチャレンジしたい。国語は特にいろいろな文章に接するのが必要なので、テストの反省はもちろんしながらも、新しいものに取り組むのがいい。しかし、英語を初めて習った頃のことを思い出してみよう。繰り返さないと覚えられなかったのではないか。学校の定期テストでは数学でも古文でもワークを繰り返してするだろう。このように基礎を学ぶときは繰り返しも必要だから、バランスよく取り入れるといい。

記述問題の採点は厳しく?

 一般に塾の採点は厳しい。多く本番の試験より厳しい。公平さも必要だし、高い要求に応えられるように減点ダメだし零点を与えることも大事だ。しかし、プロ家庭教師の場合はとにかく減点のような指導では成り立たない。常に一対一であるために、他の生徒と比べた基準ではなく、本人の過去が基準になりやすい。そのため苦手な生徒や始めのうちは「甘く」、できる生徒にはには「厳しく」見えるかもしれないが、重要なのは本人が自分の実力を客観的に認識することで、そのための指導は欠かせない。

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辞書を引いて勉強すべきか

 古語辞典だけでも八冊も持っている私なら、古語でもしゃべれます(笑)。……そんなわけもなく、辞書を引くだけでは言葉を使うことはできませんし、覚えるためにも効果的でないかもしれません。わからない言葉が現れたとき、その言葉の意味を文脈や漢字の意味から類推する力のほうが、辞書から知識として得るよりむしろ大切です。幼児がことばを覚えるとき辞書は引きません。周りからどんどん吸収してゆきます。もちろん類推するだけでは、間違った思いこみをしてしまうこともあるので、やはり辞書で調べることには意味がありますし、言葉の世界も広がります。本を読みながらでも好奇心が生まれたら辞書を引き、引き慣れるといいでしょう。関心と興味こそが言葉習得の鍵のように思われます。ところで、言葉の持っているニュアンスや価値などは辞書には載っていないことが多いし、時代によって変わったりもするので、そういう面でも言葉の学習は多面的であります。

国語・古語の辞書のおすすめ

 国語辞典も八冊以上持っている私なら、国語も喋れます……。国語辞典を引き比べてみると、版を重ねた辞書のほうが記述がこなれているような気がします。読んで面白い新明解国語、古語や語源から説き起こしひとつの言葉を歴史的にも眺められる広辞苑、上手で安定の岩波国語。アプリが使いやすい大辞林、百科的な大辞泉。説明に工夫がある学習国語。
 古語辞典は逆に新しいほうが新しい意味の発見が載っていたりする。多くの辞書に載っている語源意識は記憶の助けにもなりますし、また、スマホの辞書アプリは語義や和歌から逆に引けるのも頼もしい。優等生は三省堂読解とベネッセ、学習重視の旺文社全訳は電子辞書最多採用で検索も充実、これがやはりうまい訳だと思わせる伝統ある岩波古語は連用形で引く。日本語は漠然とした意味合いの言葉が多いので、それをあまり厳密に解説しても漏れがでるだろうし、漠然のままではわけがわからず、辞書語義と本文を付き合わせてもうまく理解できないということもある。

 

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家庭教師と生徒との相性